学び合いコース:「ルールについてのグループワーク」を行いました!

2021/04/23


Image from Gyazo

こんにちは、今日は最近の学び合いコースの様子を紹介します。
学び合いコースでは日々の教室の最後の30分で、子どもと大人がさまざまなテーマについて楽しく学ぶグループワークを実施しているのですが、ここ2ヶ月ほどは各教室で「ルールについてのグループワーク」を数回連続で行いました!
このグループワークの狙いは、ルールは単に守るだけのものではなく、自分たち自身がつくり・運用しながらより良くしていくものだというルール観にふれ、実際にそうしたプロセスを体験することです。

前半の回では、ルール全般について理解を深めるために、
①憲法や法律のようなものから、学校や家庭でのルールのようなものまで、自分たちが「ルール」と捉えているものをできるだけ多く書き出してみる
②書き出したルールのうち、「これは必要」と思うルールや、「なくしてしまった方が良い」と思うルールに印をつける
③それぞれのルールを作ったのは誰で、何のために作ったと思うかを、あくまで予想で良いので考えながら書いていく
という流れでワークを行いました。

例えば③の段階では、
「ポイ捨て禁止というルールは、国が景観・自然を守るために作った」
「中学生は大人料金というルールは、いやしい大人たちが儲けるために作った」
など、真偽のほどはさておき、ユニークな見方が出ていました。

また、ルールについてあらためて感じたことや疑問に思ったことを小中学生の子どもたちに聞いたところ、
「何かを守るために作られるルールが大半だなあと思った」
「法律などの明確なルールは誰が作ったのかが分かりやすかったが、マナーなどはどのようにできたのかが分かりにくかった」
「誰かが利益を得るために作られたルールもあるんだなと思った」
といったコメントが挙がりました。

後半の回では、少し視点を変え、ルールをつくったり改善したりするプロセスに当事者意識を持って関われるように、
④過去に各教室の参加メンバーでつくったグラウンドルール(その場で大切にするルール)について、ブレインストーミング的に新設・変更・削除のアイデアを出す
⑤色々なアイデアにふれた上で、大事なのでみんなに提案したいと思うことを、提案理由も含めてまとめる
⑥グループワークの時間を使ってグラウンドルールを改善するミーティングを行い、1つ1つの提案について、話し合いや採決を行う
といった内容につなげていきました。

Image from Gyazo
Image from Gyazo
 

ちなみに現在は⑥を終えて、変更後のグラウンドルールを視覚的に表現した「ピクトグラム」の案を制作しているところです。
こうしたグループワークを実施してみると、普段は表立ってルールに対して異議を唱える機会のない子どもたちも、ルールについての不満を含む意見や、それらを改善するためのアイデアをたくさん持っていることを実感します。

間接民主制に当事者意識を持って参加できるようになるための近道は、直接民主制の中で自分自身が影響力を行使できた体験を持つことかもしれません。
学校教育の現場でも、2022年度以降に高校の「現代社会」に代わって「公共」という科目が導入される予定ですが、それを先取りしたような内容になったのではと思います!

記事一覧へ戻る

このページのトップへ